R7年度の会派予算化要望&つぶやき
11月29日、宇都宮市議会会派「うつのみや維新」で取りまとめたR7年度の予算に関する要望書を佐藤市長へ提出いたしました。
昨年に引き続き息の長い物価高騰対策、未来ある子ども・若者への手厚い支援、防災・減災・防犯対策、選挙時における投票環境の向上、DXのさらなる推進など、計70項目を要望させていただきました(詳細な要望内容は下記よりご覧ください)。
宇都宮市はこれまで、スーパースマートシティの土台でもあるNCC(ネットワーク型コンパクトシティ)基盤整備に注力され、その起爆剤となるのはLRTであると位置づけてきたわけですが、これからこの基盤を軸に宇都宮市民の幸福度向上に向けた取り組みも両睨みで施策を推進していかなければなりません。子どもたちには充実した子育て・教育環境を…働く世代には所得を増やす仕組みと企業への経済対策を…高齢者には住み慣れた地域で生きがいの持てる安心した生活を…どの世代にも格差が生じることの無いよう、バランスの取れた支援の在り方を考えるとともに、今後も計画されている多くのハード整備(LRTの駅西側延伸、東部総合公園、八幡山公園、北西部体育館、市内5か所の屋内プール、児童相談所、焼却処分場、南消防署の移転、子どもの遊び場(ゆうあい広場の増設)、老朽化の著しい施設・上下水道管路の更新などなど)が「宇都宮市の財政・市民負担・経済状況・ニーズに合致しているか」常に念頭に置き、議会はチェック機能を果たすべきです。
最近の皆さんの一般質問を聞いておりますと、それぞれの視点で多彩な質問をされており、同じ議員として大変勉強になる反面、いわゆる議員としての一定の「目に見える成果」を求めすぎなような気がしています(これは自分もそうですよ)。まあ議員は成果を残してナンボなわけですが、この「目に見える成果」はやっぱりハード整備や目新しい施策というのが一番分かりやすいし、支援者や有権者にも言いやすい・届きやすいものではあるんですよね。執行部も答弁している以上は財政面で問題が無い事を織り込んでいるのでしょうが、超少子高齢社会真っただ中の大型災害が頻発する中にあって経常収支比率に明るい兆しが見えない状態だと、いくら公債費負担比率などが中核市平均を下回っていて基金もそれなりであっても大丈夫なのかなあ、と思うわけです。
あんまり目が厳しすぎても何にも出来ないですが、目に見える成果に囚われて市政に対する45通り(90個の眼)のチェック機能(これは「目に見えない成果」に該当すると思います)が低下してはならないと思います。市政に対するチェック機能って、本当、活動報告に書いてもパッとしないし、分かりづらいのですけれど。
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