緊張しました
宇都宮市議会9月定例会が開催中です。9月は前年度(R4)の一般会計・特別会計・上下水道や中央卸売市場の企業会計決算審査があり、ボリューム過多な議会となっております。去年の事業がどのような効果をもたらしたのか、課題は何か、我々の税金が適正に使われたのか、慎重に審議して参りたいと思います。
さて、9月12日には久しぶりの一般質問に挑みました。主な内容を下記に。
Q:物価高騰対策・・・物価や燃料価格高騰が著しく賃上げが追い付いていない。業績好調による賃上げ企業は2割にとどまっており、市民の生活および防衛的賃上げ企業にも負担が重くのしかかっている。対策は。
A:燃料高騰で打撃の出ている運輸・運送関係者への支援を実施中であるが、申請件数は当初見込みの4割にとどまっている。まだ支援が行き届いていない事業者に対し働きかけて参る。他の支援に対しても国や県の追加支援策を見ながら商工会議所等と連携を図り検討して参る。
Q:LRT・・・8月26日に開業したLRT(ライトライン)については、平均乗車数が13,000人前後とまずは好スタートを切ったと見られる。今後はこの賑わいを持続し、自家用車からLRT通勤への転換と駅東の渋滞対策、何より地元住民の定着がより重要になってくる。これらの定着促進策とあわせ、西側延伸に関しては東側の経験を生かさなければ市民の疑問や不安を解消することはできない。まず、需要予測や概算事業費に関してはいつ頃の公表を予定しているか。西側の設計は東側の経験を基にしたより精度の高い調査が必要と考えるが本市の見解如何。
A:2024年内に軌道事業の特許申請を目指しており、その際、国に提出となる「軌道運送高度化実施計画」の中で需要予測や概算事業費を示して参る。また、東側設計時は開業に向けた様々な一連の取り組みや技術面に関しても経験を積むことができた。西側は東側と違い、駅前広場の再整備や大通り沿線の市街地再開発事業と連携を図りながら整備を進めていく必要がある。概算事業費は地下埋設物などの基礎調査を十分に実施し、コスト面に留意しながら設計を行い、費用を算出する。需要予測は駅東側の開業後における利用実態を確認しつつ、有識者の意見も伺いながら算出する。
⇒LRT(ライトライン)に関する答弁は現時点では東側の動向も見ながら、また東側での経験や反省を生かしながら慎重に行っているように見受けられました。今後は様々な数字が出てくるでしょうし、東側の運行に関する課題やご意見なども出てくるでしょう。それに伴う西側延伸に対しての市民の見方や意見も耳にする機会が増えるでしょう。いずれにしても、「ありき」で突き進むのは議会不要論が出てもおかしくありません。今後示される数字を見ながら、中期財政計画や交通施策、再整備事業等と突き合わせ、丁寧に進めなければならないと思います。議会と執行部で、双方向の議論を展開しながら向き合っていきたいと考えます。
是非、ライトラインに限らずとも皆様の忌憚のないご意見を頂戴したいと思います。
その他、中期財政計画・(仮称)子どもを守る都市宣言、デジタル施策、市民意見の世代間格差是正について、高齢者外出支援事業について、マンション管理の適正化に向けた取り組みについて質しました。
改選後初の一般質問ということもあり、市の認識を問うかなり大枠な質問が多かったです。何だか緊張し、終了後はドッと疲れました。引退されたK議員も、何回も質問しているF議員もベテラン2人して緊張すると仰ってましたので当たり前なんだろうと思いますが、なかなか慣れないものですね。議会によっては毎回質問OKな市町もありますが(宇都宮市は年2回まで)、心臓が持ちそうに無いような気もします(これを乗り越えればいずれ心臓に毛が生えてくるのかしら)。
今回は聞きたいことをあらかた聞けたので、市民の皆さまに後ほどキチンとお示しして参りたいと思います。
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