峰地区防災訓練

雨季ですね。どこもかしこも街中ムシムシしています。ヨモギでも腰に差していれば天然ヨモギ蒸しになるんじゃあないか、と思案するこの頃です。どうぞ皆さん、本格的な夏の到来に向け体調を整えていただきたく存じます。

さて過日は峰地区において恒例の防災訓練がありました。今年も防災士さんによる講話「災害時のトイレ問題~あなたのトイレは大丈夫?~」ほか防災グッズの中身の確認、炊き出し訓練、119番やLive119通報訓練、避難所に実際寝泊まりし、どんなものかを体験するなど多彩な訓練内容となりました。

峰地区は大きな河川も無いし、山も無いし、地盤もしっかりしているので災害は無いだろうと言われておりますが、今の時代は「○○年に一度」の災害が毎年起こるので「備える」に越したことはありません。また宇都宮は「雷都」とも呼ばれる通り、突然の、しかも尋常じゃない雷雨が発生しますし、地震や水害だけでなく大規模火災も避難につながることがあります(非現実的でピンと来ないかもしれませんがミサイル等も)。また生活地区のみならず、旅行先・外出先で災害が起こったら…?そんな時、常に冷静に避難行動をとれる日頃の備え・訓練はとても重要になるのです。

中川防災士さんより、避難所におけるトイレ問題~あなたのトイレは大丈夫?~についてお話いただきました。簡易トイレや凝固剤を備えている方も多く見受けられましたが、「いざ使用」となるとこれが本当に難しいのだそうです。確かに訓練だから使ってみようと思っても、なんか抵抗感があって「出てこない」。我慢して病気になるケースが多く、またあまり語られることが無いですが避難中の性犯罪も見受けられるとの事。プライベートスペースの確保・避難所における犯罪防止・紛争解決の仕組みづくりは必須です。


各自が備える防災グッズの中身を確認しました。今はセットで販売していたりします。新聞紙は防寒具になったりスリッパになったり火おこしに役立ったりと万能アイテム。他にもサランラップやテープ、お手拭きシート、ビニール袋、刃物、高齢者は日頃飲んでる薬、女性は生理用品、幼児はオムツなどあると良いですね。ご家庭の事情に合わせて準備しましょう。


宇都宮消防局の皆さまにご協力いただき、AED講習やLive119通報訓練(現場の様子をリアルタイムにお伝えしながら救急の指示を仰ぐなど迅速な対応が可能です)を行いました。いつもやっているから大丈夫、という方も適宜おさらいがよろしい。

AEDって1台につき1名のみの使用なのはご存じでしたか?訓練ではとっかえひっかえ使うので新たな発見となりました。


毎度おなじみ長期保存のアルファ―米。お湯orお水を入れるだけであら不思議。あっという間に出来上がりました。


市として備えているワンタッチ式のテントや段ボールベッド、エアマットを膨らませてお泊りの準備です。組み立てはとても簡単。逆にテントは仕舞う際にコツがいります。エアマットは膨らますのに手間がかかるのですが、陽東中の生徒さんが率先して準備してくれました。筋トレついでと話していましたが大変頼もしく、また子どもたちも遊んでくれるお兄さん・お姉さんがいて大喜びでした。本当にありがとう。

良質な筋肉がつくことを願っています。

お泊り参加者は柏倉ゆうじドクターの健康チェックを受けます。皆さんと他愛もないおしゃべりもしつつ、就寝。宇都宮市の小中学校には全てエアコンが設置済みですので、夜間の暑さは全然気になりませんでした(むしろ寒いくらい)。ただ、災害時は停電も考えられますから、エアコンや扇風機が使えない場合の暑さ対策も避難グッズとしてあると安心です。

夜間はお風呂に入れない・(景観事情で)化粧が落とせない・体育館なのでわずかな物音や車の走る音が気になる・そもそも集団での生活が苦手でして・・・全く眠れない。一緒に参加した子どもたちはうらやましいほどに隣で爆眠してました。健やかに育てよ・・・と願いながら朝を迎えました。

今回も大変学びのある訓練となり、運営の皆さんに感謝申し上げます。災害は予期せぬころにやって来る。皆さまも備えを忘れずに!

体育館の天井ってこんなだったんだね。(完)

宇都宮市議会議員|茂木ゆかり後援会

ご覧いただきありがとうございます。宇都宮市議会議員|茂木ゆかりと、後援会活動をちょぼちょぼアップしていきます。 普段は真面目、時に泣きあり笑いあり。どうぞお付き合いください。

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