代表質問を行いました【R7.3定例会①】

 東日本大震災から今日で早14年。犠牲者の皆さまに深く哀悼の意を表し、ご遺族、被災者の皆さまにお見舞いを申し上げます。自然災害は留まることなく各所で頻発し、未だ道半ばの復興ですが、防災減災への各取り組みや市民への積極的な周知に参画するなど、微力ながら驕ることなく自分たちに出来ることを見つめ直し、行動に移して参る所存です。

 さて、3月議会が始まっています。自身も1年ぶりに質問を行いました。最後の質問から1年も経ってしまうと目新しい内容よりも1年前の質問の進捗どうなった??と考えてしまうことが多く、大枠な質問となりましたが予算化要望の回答も併せ要所は押さえられたかなと思います。

 ①令和7年度予算案

市債(借金)と基金(貯金)が積極的に使われている予算編成となっている。災害の頻発化や超少子高齢化、老朽化対策も考えると「今後の備え」として財政基盤強化をどのように図るのか

→賃金や物価高騰を反映しつつ「未来への投資」を着実に実行するため市債・基金を効果的に活用した。今後は基金目標を変わらず100億円(予算を通すと37億円となる)とし、収入、支出の両面から見直しを推進、社会環境の変化に柔軟に対応できる財政基盤強化に取り組む。

②女性活躍推進

R7年度から女性活躍推進課と女性活躍推進官の設置・配置を行うとのことだか、取り組みを進めるにあたり、どのような女性を対象とし、何をもって女性活躍が達成されたと判断するのか

→全ての女性が自らの希望に沿って仕事、家庭、地域活動など様々な分野に参画し活躍できることが重要であり「第5次男女共同参画行動計画」において女性の就業率や管理職の割合、男女の地位が平等であると感じる市民の割合などを成果指標として定める

③人工呼吸器等が必要な障がいをお持ちのご家庭への災害時蓄電池配備

災害時、在宅避難が主となる人工呼吸器等が必要な障がいをお持ちのご家庭に対し、費用やメンテナンス負担軽減の観点から蓄電池(電源)配備支援を行うべきと考えるが如何か

→人工呼吸器を使用している方の非常用電源の確保状況を調査し、意見交換を行った。今後避難所での電源供給体制の活用も踏まえ蓄電池支援について検討する

④大阪・関西万博に向けた取組

開幕(4/13)まであとわずかに迫った大阪・関西万博において宇都宮市は「地方創生SDGsフェス」に出展(5/28~6/1)し本市の取り組みをPRするとの事だが、宇都宮市民・児童生徒・企業への機運醸成強化についてはどのように考えるか

→万博出展を契機に本市の認知度向上と来訪意欲を喚起する。また今回の出展について広く市民に周知する。また中学校4校が修学旅行において万博を見学する予定。4月から青少年活動センター等でバーチャル万博体験会を実施し多くの子どもたちに万博に触れる機会を提供する。


 ほか頻発するサイバー攻撃への対処と人材育成、ライトライン駅西側延伸にかかる軌道運送高度化実施計画策定~特許申請までの「双方向の議論」の在り方、斎場の資源循環・管理の観点から残骨灰の取り扱い方針について質問しました。ライトライン駅西側延伸や駅西再開発、ろまんちっく村近くに建設予定の北西部体育館、市内5か所に建設予定の屋内プール、茂原ごみ焼却施設の新設など今後も多岐に渡る大型建設事業や老朽化対策も控えているため、財政全般の懸念事項も織り交ぜながらの質問となりました。今後も各事業費が明らかになり次第、財政への影響を見ながら議論を展開して参りたいと考えます。また女性活躍については無意識の偏見「アンコンシャスバイアス」の理解と、何をもってすれば女性活躍となるのか、出口戦略をしっかり定めることが重要と考えています。「女性活躍」も1つのバイアスなんじゃないの?と言いたかったですが…これからの事業ですから、経過を注視して参りたいと思います。

 また市民のさまざまな施策に対するワクワク感や期待感を醸成するのは素晴らしいことですし、市民が活躍できる場、居心地の良い空間づくり、安心して暮らすことが出来る街の構築においてその機運醸成に議員も一緒に参画するのは良い事です。しかし同時に「議員」なわけですから、果たして「その事業が適正に進められかつ将来負担に見合っているか」は引き続きチェックする必要があります。またその過程を議事録に残すという作業も。

私自身宇都宮市政をより良いものにするため、議会棟の中では「いちいち細かいこと聞いてきてめんどくさくてうるさくて厳しい議員」で在りたいなあ、と感じるこの頃なのです。


宇都宮市議会議員|茂木ゆかり後援会

ご覧いただきありがとうございます。宇都宮市議会議員|茂木ゆかりと、後援会活動をちょぼちょぼアップしていきます。 普段は真面目、時に泣きあり笑いあり。どうぞお付き合いください。

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