最後の一般質問

12月もあっという間に過ぎようとしています。時が経つのは早いですね。年末はどこもかしこも混雑状態です。

さて、12月議会一般質問の主だったものを簡単にまとめました。

○離婚前後における親子の面会交流支援について

Q DVや虐待の事例とは別に、片親の一方的な判断による離婚前後の親子断絶はあってはならず、子が片親に会いたいと主張した場合は子の精神的・経済的幸福を最優先に子ども基本法に照らし合わせ、その意向は尊重されなければならない。特に養育費確保と面会交流はセットであり、安心して子に会わせられる面会交流支援が必要と考えるが如何か。また昨今、変容しつつあるDVや虐待を更に周知すべしと考えるが如何か。

A 関係機関と意見交換などを行い、必要な支援の在り方について検討。周知に関しては適宜行っている。

→2年前にも同様の質問を行いましたが、あまり変更は無い内容でした。しかし、面会交流の場所提供に関しては1か所検討されている様子です。昨今議論されている共同親権制度が佳境を迎えている中、仮に単独親権維持にせよ、共同親権の導入にせよ、面会交流支援は本腰を入れて取り組まなければならない内容です。養育費確保と面会交流はセットです。ひとり親家庭の貧困は手を尽くしていても何故是正できないのか?本来であれば、面会交流というのもおかしな話ですが…一歩ずつです。これからも訴えていきたいと思います。

○防災減災対策と災害協定について

Q 令和4年9月の台風15号では、河内地区と平石地区の一部において土砂災害の避難指示が発令された。しかし、避難所に来た方は0名だった。当時、災害時要援護者への取り組みは如何だったのか、また今後のためにも防災士の資格取得に向けた支援について伺う。

A  当時、災害時要援護の対象者は1名で準備もされていたようだが避難までは至らなかった。より一層の理解促進を図っていく。防災士の資格取得というよりも地域で行っている自主防災会役員・リーダー研修会を通じて地域防災力の強化を図りたい(防災士と同程度の研修内容)。
→避難指示が発令されたら「避難」です。アンケートによれば、避難指示が出ているのが分かっていても避難していなかった様子です。幸い負傷者も被害も無かったので、しっかり検証し、他の地区にも共有して頂きたいと思います。またリーダー研修会で十分、といったお考えなのでしょうが、防災士という資格を持つことによって更に地域の防災力も向上すると思います。引き続き粘り強く訴えていきたいです。

他、宇都宮市犯罪被害者等支援条例について、産後ケア事業について、環境行政について、地域内交通について、LRTについて質問致しました。


 任期最期の一般質問でした。規則では1年に2回が上限で今回8回目、ありがたいことに目一杯質問することが出来ました。8回行っていても、まだまだ質問は慣れないものです。今回は最後の交通政策で問い質したいことがユルいまま終了ブザーが鳴りました。とても反省。

 4年間行っていて思ったのは、やはりよく勉強されている方と、付焼刃的な質問の方というのは聞いていてすぐ分かるし、後者が多いと行政側のガバナンスや緊張感も緩くなるという事です。良い答弁をあらかじめもらって原稿を書いてもらう…という方もいらっしゃいますが、「それ楽しいの?」といつも思いながら聞いています。質問を暗に取り下げようとする職員も一部おりました。こちらが何か勘違いをしていたり、聞くことによって被害が拡大したりするような内容であれば理解もできますが、原則一般質問というのは自由です。特殊な村であり、暗黙のルールというのはどの自治体にも存在するのかもしれません。しかしその積み重ねが今の投票率なのだと我々は自覚しなければならない。

 行政と議会は車の両輪の関係であるとよく言われます。あまり対立してもダメ。だけどなあなあもダメ。その通りだなというが骨身に沁みた4年間でした。

許されるならば、次回においても緊張感を生む、磨きをかけた質問で再チャレンジしたい。

宇都宮市議会議員|茂木ゆかり後援会

ご覧いただきありがとうございます。宇都宮市議会議員|茂木ゆかりと、後援会活動をちょぼちょぼアップしていきます。 普段は真面目、時に泣きあり笑いあり。どうぞお付き合いください。

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